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日光修験の聖地〜開山堂と荒沢不動

滝尾神社から日光の御開山である勝道上人をお祀りする開山堂までの滝尾道には、日光山座主であった昌源が植樹したとされる樹齢500年を超える老杉(昌源杉)が立ち並んでいます。

 

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滝尾道の道中には、関ヶ原の戦いで徳川家康が騎乗したとされる神馬(しんめ)の碑や、滝尾権現(田心姫命(たごりひめのみこと))が手を掛けたと伝えられる手掛石、筑紫安楽寺の大鳥居信幽が勧請した菅原道真をお祀りする北野神社があります。

 

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日光の御開山である勝道上人は、入寂されたのち開山堂の上にあった仏岩で荼毘に付されましたが、仏岩が崩落したためこの地に御廟が建てられたといいます。

 

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開山堂は朱塗りのお堂で、中には勝道上人の御本地である地蔵菩薩と十大弟子がお祀りされ、往古には御供所もあって勝道上人に御膳が御供えされていたそうです。

 

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開山堂の裏手の勝道上人の御墓に五輪塔が建てられ、その奥の岩窟には不動明王を中心に六部天の像が立ち並んでいます。

 

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開山堂のすぐ左手には観音堂(産の宮)があり、まっすぐ進むようにと将棋の香車がたくさん奉納されています。

観音堂の裏手には陰陽石があり、安産や子宝の願いが託されていたようです。

御廟と産の宮、死と誕生が交わる接点がここ開山堂であり、修験の究極奥義である柱源(はしらもと)を彷彿とさせる象徴のように思えました。

 

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滝尾山の霊気と開山堂までの森のフィトンチッドをたっぷり浴びた山王院の修験者一行は荒沢不動に移動しました。

荒沢は裏見の滝として知られており、この荒沢一帯は真言系修験の妙覚院先徳が天海僧正より管理を任されていました。

 

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山王院の伊矢野法頭は妙覚院の正嫡法嗣であることから、荒沢口の地蔵尊を建立される際に、妙覚院列祖先徳の菩提を弔う意味も込められたといいます。

 

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マイナスイオンを存分に浴び遠くから轟々と響く滝の音を聞きながら、荒沢奥の裏見の滝を目指します。

日光には俗に七十二滝といって名瀑が数多くあり、裏見の滝は日光三大名瀑に数えられることもあります。

 

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以前は裏見の滝の裏にお祀りされている不動尊まで小道がつながっていて、松尾芭蕉が「暫時は滝に籠もるや夏の初」と句を詠んだことで有名です。

 

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荒沢不動尊に御法楽を捧げた後、行者一行は清滝を目指しました。

 

次回へ続く。(文責:慧乗)