平成29年 秋峰修行を行いました 其之三

其之二から続き)

秋峰修行3日目は日光山内をお練り法楽(おねりほうらく)します。
これは日光の諸堂を巡拝して山内の神仏を礼拝するものです。
前日の強雨とは打って変わって台風一過の暑い日となりました。

郷土センターを出発後、行列は日光市内を進み神橋(しんきょう)を渡って山内へ入ります。
神橋を渡り切りできるのは、江戸期は勅使と将軍、入峰の山伏だけでした。

日光山内の寺社で御法楽します。

常行堂での御法楽

昼食の後、山王院へ戻り出成り(でなり)です。
懺法を読誦して御本尊様へ無事の満行を報告した後、Aコース参加者には入峰証、Bコース参加者には火渡証がそれぞれ授与されます。

本年は強雨の中、気温も低く難行苦行となりましたが、開祖役行者、開山勝道上人、日光三所大権現、峰中本尊金剛童子はじめ諸尊の御加護と御導きの下、無事の満行となりました。