• 修行
  • 春修行
  • 男体禅定(夏峰)
  • 船禅定
  • 秋峰
  • 行事
  • 修正會
  • 星祭尊星王供
  • 大祭
  • 柱源會
  • 日光山について
  • 日光の霊場
  • 日光の神仏
  • 修験道とは
  • 日光修験道宗意
  • 日光修験道略史

訪問者



お寺の検索・口コミ

武漢新型コロナ疫禍と却瘟道場

 四月から鹿沼銀座の山王両所院にて却瘟道場(疫病退散祈祷道場)を開き、このたびの武漢発新型コロナ疫病の鎮静、良薬、ワクチンの速やかな出現、また疫病不罹患を祈祷しています。古くは疫病流行の時は公の御祈祷として、宮中の御修法、御読経、大般若転読が行なわれ、各地の神社においても大般若転読が行なわれました。

牛頭天王
牛頭天王

 疫病に関する修法は、牛頭天王の法や忿怒大黒(摩訶迦羅大黒)天を中心に梵天、七母女天(疫神)を供養する摩多利神法などが有名です。また、焔魔天供や冥道供も行われました。疫病は、人々の悪業と怨嗟、怨みある霊たちなどの上に流行するものとされ恐れられその対処として、京都の神泉苑御霊会などが行なわれてきました。今回の流行も、中国の武漢から欧州、日本、世界に広がったことを考えればチベットで僧尼を殺害し寺廟を破壊し、ウイグル族を弾圧し語論の自由を奪い、世界を自分の思い通りにさせようとする中国共産党の悪業と、目先の利益のためそれらの事実を見て見ぬふりをし、批判することない日本や欧州。その様な中国と深く係わることにより共業(共にする業)を生じ、その結果受ける所の果報(むくい)もその原因の一つと考えられましょう。普賢菩薩の誓願にある業障を懴悔し、今回顕れている様々な事がらを見極め、問題点(利益優先に走り、何でも外国で安く作ること。例えばマスクなど中国で作り、必要な時に輸出を止められ日本に入らず欧州やアフリカ等に中国の影響力拡大のために配布されたこと等々)を正していかなければなりません。
 疫学的に感染症流行を止める方法は、患者の発見と隔離です。初動にこれが十分に行われたとはとても思えません。PCR検査をなぜ多く行わないのか?もっと多く行うべきです。経済は景気によります。安心感がなければ経済活動は低いまま、感染が中途半端に続くことになります。コロナとの共存ではありません。明確に感染者を隔離治療することが必要です。

薬師如来
薬師如来

 ともあれ、目に見えないものは鬼(この場合は悪疫神)です。薬師如来の垂迹である牛頭天王は配偶神婆梨采天女(十一面観音の垂迹)と御子神八王子と共に疫病を流行させ、また鎮める力を御持ちの尊神です。また系統は異なりますが、忿怒大黒天の眷属七母女天もまた流行神です。現在悪疫流行の時にあたり私達は心を静めて、仏法僧の三宝、薬師垂迹牛頭天王、不動明王の化身摩訶迦羅大黒天神を念じ、共業を懴悔して疫病消滅、良薬、ワクチンの速現流布を祈ることが大切なことであると思います。但し、マスク着用、手洗い、三密(密閉・密集・密接)を避けることを必ず守りましょう。