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春修行を行いました

6月7日(土)から8日(日)にかけて日光修験道 春修行を行いました。



今市市の追分地蔵尊宝前にて地蔵経を読誦し、地蔵法を修法しました。



追分地蔵尊は御成街道と例幣使街道の追分(分岐点)に安置されているためこの名で呼ばれていますが、元は日光山内に安置されており、大谷川(だいやがわ)の氾濫で現在の今市市まで流されてきたといいます。



法頭による錫杖加持の後、追分地蔵の信者の皆様から御接待をいただきました。


追分地蔵尊から最初の拝所の深山宿(じんぜんのしゅく)に車で移動します。深山宿は、現在、深山巴宿と呼ばれていますが、この場所は深山宿で巴宿は別の場所にあったようです。 深山宿は江戸期の日光修験の峰中灌頂の宿でした。



深山宿から三昧岩までは抖櫢(とそう)修行です。



三昧岩で御法楽をして山王院へ戻りました。



2日目の午前中は日光山内を巡拝しました。


滝尾権現(たきのおごんげん)の境内では、その由来を法頭から伺いながら勤行して巡拝しました。この場所は、特に日光修験ゆかりの霊場です。



開山堂は、日光開山勝道上人を祀る場所です。旧くは山上にありましたが、東照宮鎮座により今の場所に移されたといいます。この場所は上人を荼毘に付した地です。



四本龍寺は勝道上人が初めて日光に上がられた際に庵を結んだ場所と伝えられています。その後弁覚上人が日光に修験道を導入され、金剛山の御堂が建立されたと考えられます。



深沙大王、星の宿をお参りして山王院へ戻りました。




午後は日光修験のみに伝わる顕密護摩を修法しました。



修験道について法頭から講話を伺った後、本堂にて新客に峰中秘文が授けられ、春修行の締めくくりとなりました。