日光修験道・山王院では平成２７年８月１４日に盂蘭盆(うらぼん)施餓鬼會(せがきえ)を厳修しました。

 

 

光明真言の秘法によって、一切の衆生の滅罪生善・離苦得楽と亡者得脱を祈念いたしました。

 

特設施餓鬼壇で秘密神咒によるすべての亡者供養。

 

紙塔婆を流水灌頂で、お亡くなりになった方々を供養しました。

 

山王院の極楽浄土での卒塔婆供養。

平成２７年８月４日に日光修験道に古来より伝わる、船禅定（日光開山・勝道上人の故事にちなみ、中禅寺湖岸の霊場を船で巡拝する行事）を修行しました。

 

中禅寺（立木観音）にて、天台宗のマスコットキャラ、照隅(しょうぐう)クンがかけつけてくれました。

 

日光修験独自の石鳥居のある護摩壇。

 

寺ケ崎（八丁出島先端）の薬師堂跡。

 

上野島（こうずけしま）。勝道上人の分骨をお祀りする場所。

 

千手堂跡。来年には念願の千手堂が再建されるそうです。

 

白岩観音のご神体がお祀りされています。

 

先日、登拝した男体山に見守られて気持ちのよい船禅定の修行でした。

８月１４日（金）１３：３０からの盂蘭盆(うらぼん)施餓鬼會(せがきえ)に向けて、８月９日(日)１０時から準備を行います。

 

 

山王院本堂での光明真言供の大壇荘厳、精霊棚や卒塔婆、流水灌頂の水場の組み立て、その他、施餓鬼道場の設営や草むしりなどの作務を予定しています。

 

 

山王院の行者さんでお手伝いをしてくださる方は連絡してください。

 

日光修験道･山王院の行者が男体山に登拝中、伊矢野法頭を含む外護隊一行は、１合目の遙拝所で日光修験道に伝わる秘法である顕密護摩の内護摩を修し、行者だけでなく登拝者全員の無魔成満を祈念してくださっていました。

 

 

思いを馳せてみると、地元の青年団や警察、消防、自衛隊、日本赤十字など、多くの方々のサポートがあってこそ成し遂げられた男体山登拝でした。

 

 

このような目に見えない助けや加護が冥助（お蔭さま）なのだと、ご本尊の日光三所大権現に成満を報告するとともに、深く感謝し報恩の祈りを捧げたのでした。

 

 

表と裏、ポジティブとネガティブ、自行と利他行、いつのときもこのようなバランスが必要なのかもしれませんね。