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盂蘭盆施餓鬼会を厳修しました

百日紅と合歓の花が咲く猛暑の平成30年8月14日、日光修験道山王院の本堂において、盂蘭盆會(うらぼんえ)施餓鬼會(せがきえ)が厳修されました。

 

 

お盆の語源でもある盂蘭盆(うらぼん)とは、夏安居(げあんご:インドの雨期である夏に、出家僧が集まって修行する期間)が明けた7月15日に、修行を終えた僧に食事の布施をすれば、悪道に堕ちた衆生にも施しの一部が得られるという故事に由来し、7月13日から16日までの間、祖先の霊をお迎えして供養するようになりました。

 

 

山王院では本堂において聴くだけで一切の罪障を除き、光明の身を得て速やかに往生することができるとされる光明真言の秘法が修されました。

この法要により、七代の先祖が浄土(清らかな世界)に生まれ変わることができるとお経に説かれています。

 

 

山王院の行者一同で阿弥陀経を諷経(ふぎん)し、光明真言の秘法で加持された真新しい卒塔婆(そとば)は、山王院の西方浄刹において懇ろに供養されました。

 

施餓鬼會(せがきえ)は、餓鬼に施すと書きます。貪りの業により苦しむ亡者(死者)のことを餓鬼と呼びます。餓鬼は自らの口から吐く炎で食物を焼いてしまい、いつも飢え苦しんでいるといわれます。

 

 

貪りの業により飢え苦しむ餓鬼だけでなく、広く六道衆生や先祖代々過去精霊、無縁仏など三界萬霊(さんがいばんれい)のあらゆる精霊(しょうりょう)に、秘密神咒で加持したさまざまな供物を施し、冥銭(紙銭)を燃して供養し、読経と真言の功徳を廻向しました。

 

 

日も西に傾きかける夕刻に、流水灌頂(ながれかんぢょう)を行いました。

 

 

地蔵菩薩本願経囑累人天品が読誦される中、先祖代々の過去精霊の一体一体の名前が書かれた紙卒塔婆が、地蔵菩薩の威徳に抱えられ智慧の水の中に流れ溶けていかれました。