晴天に恵まれた平成28年5月15日、日光修験道山王院で大祭が厳かに執り行われました。
山王院の伊矢野法頭は大祭前夜に十一面観音護摩供を修され、お申し込みいただいた合札のお願い事の成就を祈念されました。
大祭当日は聖天堂の扉が開かれ、山王院の守護大神である大聖歓喜天(聖天さま)の献供法要ならびに秘密法要が厳かに営まれました。
大聖歓喜天秘密法要の後、山王院の行者一同は本堂前から採灯護摩道場に向かいました。
結界内を清めるさまざまな山伏作法の後、採灯護摩壇に点火され、皆様方のお願い事の成就を祈念する熱祷が捧げられました。
火生導師による護摩壇の火伏せの後、燃えさかる壇木(薪)の上を裸足で渡る火生三昧(火渡り)が始まります。
修験者が火渡りを行った後、一般参詣の方も火生導師から加持を受けて火渡りを行い、無病息災・心願成就を祈念されていました。