令和4年度 盂蘭盆会(うらぼんえ) 

8月14日、盂蘭盆会の供養を行いました。


光明真言の秘法を行いました。この法を行うことで地獄の底から天界まで仏の光明に照らしだされ、罪業を浄めると仏様が説かれています。
その後、大施餓鬼供養を修法し、三界六道、水陸生類(水中の生類、空中陸上の生類)、孤魂(供養されない魂たち)に呪食(真言で加持した食物)を施し、それらの霊魂が苦を離れ天界や浄土に生まれるように祈願いたしました。また信徒方、有縁の亡くなった方々の御名前や戒名を唱え御菩提を念じました。


次に流水灌頂道場において流水灌頂を行い、加持浄水により罪障消滅を祈りました。


最後に浄苑にて阿弥陀仏を念じ施主の塔婆供養を行いました。塔婆は仏像を造立するに等しい功徳があり、有縁の亡くなった方にその功徳が回向されます。
志す方がいない場でも、法界三界万霊に塔婆回向をすることで、施主の方は現世の幸せが得られると経に説かれています。

令和4年度 船禅定

8月4日、3年ぶりに日光中禅寺にて船禅頂が行われました。

この船禅頂は日光開山勝道上人の威徳を偲び、中禅寺湖畔に祀る神仏を拝する修行です。

中禅寺の前の桟橋から船に乗船し、八丁出島の薬師堂跡、日輪寺跡、勝道上人の分骨を祀る上野(こうづけ)島、松ヶ崎大日尊、白岩観音、そして、千手ヶ浜で船から下りて、千手堂、不動堂と礼拝しました。

上野(こうづけ)島
上野(こうづけ)島に上陸
千手堂にて


その後、再び船に乗船し、湖上から男体山を法楽して中禅寺に戻りました。

権現様に

本年は珍しく雨が降りましたが、男体の権現様はお姿を顕わしてくださいました。

お姿

その後、特別に中禅寺の吉祥天を礼拝し一日の修行を満行いたしました。

男体山登拝祭(男体禅頂)

令和4年8月1日、恒例の男体登拝が行われました。
本年もコロナにて夜間の登拝は行われなかったため、午前中に旧戒壇堂跡にて顕密供を修め、その後、摩多利神、牛頭天王の念誦を行い、権現様の倍増威光を念じ、皆様の日々の平安を御祈願いたしました。

その後、拝殿にて御祓いを受け御内陣を拝し、三所の御神像を礼拝いたしました。

何かと騒がしい世上ではありますが、日光大権現の御加護が皆様の上にありますよう祈念いたします。