山王院では年間通して桜、石楠花、やしおつつじ、小手毬、秋には紅葉と私達の目を楽しませてくれますが、この時期の樒畑は最高です。見て下さい！新芽の樒達がこれでもかーという感じです。5枚生えそろった房花を眺めているとこれで何座護摩が焚けるだろうとワクワクします。その反面、全部摘んでしまって丸坊主にしてはかわいそ うという気にもなってしまいます。

妙華坊

日光修験道･春の峰入り修行は、一般の方でも無理なく参加できます。初参加の方には春峰行満後に修験道のエッセンスである「峰中秘文(ぶちゅうひもん)」が伝授されます。

詳細は『山伏と行く、日光修験･春の峰入り』を参照してください。（難易度：初心者向け：☆☆☆）

日時：平成２７年６月６日(土)・７日(日)

６日(土)９時４０分・山王院集合

７日(日)１７時３０分・山王院にて解散

服装：修験装束またはハイキング程度の服装（なるべく白い服装）

所持品：雨具、防寒具、杖(必要な方)、洗面具、タオル、着替え、虫除けスプレー等

参加費：１０，０００円

申込締切：平成２７年５月３０日(土)１７時

申込み：日光修験道山王院寺務局入峰係
電話：０２８９－６３－２９０１（9:00～17:00）
メール：「お問い合わせ」のページから「春峰参加希望」とお書き下さい。

初参加の方は電話にてお申し込み下さい。

５月１７日に山王院大祭のクライマックス、採灯護摩火生三昧（火渡り）が厳修されました。

採灯護摩道場へ入壇する儀式（阿字門・山伏問答）から始まり、結界内を清めるさまざまな修験の儀式の後、護摩壇に点火。

行者と参詣の皆様の祈りに応えるかのように、護摩の炎は天高く燃え上がりました。

ちなみに火生導師の太賢大先達によると、山王院の採灯護摩では龍神さま系が降臨されることが多いそうです。

山王院の火渡りは、修験行者が本尊不動明王の火生三昧に入り、本尊不動明王が降臨された護摩壇の上に立って火を以て火を鎮め、燃えさかる護摩壇の壇木の上を渡るのが特徴です。

大導師･伊矢野法頭と火生導師･太賢大先達の加持により、一般参詣の方々も無事に火渡りを終え、願い事を成満された様子でした。

５月１７日の山王院大祭当日に歓喜天洞（聖天堂）で、山王院の守護尊天である大聖歓喜天さまに様々なお供物を献じ、日頃のご加護を報恩感謝する献供法要が行われました。

大祭前夜に厳修された大聖歓喜天本地護摩の秘法で禍を払う除災加持を行い、福徳を増す歓喜天増益加持により、歓喜天･十一面観音護摩札(合札)と聖天さまの携帯御守りに強力なお御魂が宿ることになります。

普段は御簾越しの聖天堂の御内陣も、この日だけはお聖天さまの荘厳も直接拝することができます。

個人的な感想ですが、歓喜天･十一面観音護摩札(合札)の加持効現の疾さ、著しさには特筆すべきものがあると感じています。

まだ御札をお受けでない方、どうしても叶えたい願いがある方は、山王院寺務所にご連絡下さい。