5月17日に山王院大祭のクライマックス、採灯護摩火生三昧(火渡り)が厳修されました。
採灯護摩道場へ入壇する儀式(阿字門・山伏問答)から始まり、結界内を清めるさまざまな修験の儀式の後、護摩壇に点火。
行者と参詣の皆様の祈りに応えるかのように、護摩の炎は天高く燃え上がりました。
ちなみに火生導師の太賢大先達によると、山王院の採灯護摩では龍神さま系が降臨されることが多いそうです。
山王院の火渡りは、修験行者が本尊不動明王の火生三昧に入り、本尊不動明王が降臨された護摩壇の上に立って火を以て火を鎮め、燃えさかる護摩壇の壇木の上を渡るのが特徴です。
大導師・伊矢野法頭と火生導師・太賢大先達の加持により、一般参詣の方々も無事に火渡りを終え、願い事を成満された様子でした。