令和3年成道会を行いました。

12月8日はお釈迦様が覚りを完成された日です。これを記念して成道会の法要を行いました。

 

 

お釈迦様は出家苦行ののち仏陀伽耶(ブダガヤ)の菩提樹の下に吉祥草という草を敷き禅定に入られました。お釈迦さまの覚りを邪魔しようと、天魔王が魔軍を率いて矢を放ちますが、菩薩(まだ覚られる前なので仏でなく菩薩です。)の慈しみの力で花々となり、かえって菩薩を荘厳します。魔王はいかんともしがたく退散します。これを降魔といいます。この後菩薩は深い禅定に入ります。初めの禅定から四番目の段階に至り夜の初めに天眼という力を得、中夜分に過去無量の生涯を知る宿命智を得、後夜(夜のおわり)に菩薩に縁起の理が顕れ十二縁起の生と滅を観察され大覚を得られました。

 

これを喜び神々が天華を散らします。これより不老の門が開かれます。私達はこの希有な事を喜び祝い、仏との結縁を願い、世の安穏と生きとし生けるものの覚りへの成熟を祈願いたしましょう。

 

令和3年柱源会を執行しました

柱源会

11月21日(日)柱源採灯を行じました。

前日は午前中より山王院弟子衆が集い、境内の整備と堂内の荘厳を行いました。

柱源法は修験道の最極秘法であり学者方が説明するものと異なり、徹頭徹尾内証法です。これ故に難解難示の法です。

火を焚くことから護摩といわれますが、密教の護摩とは全く別物です。ですから採灯(柴灯)といわれるのです。

入道

 【入道】

肘比

【肘比】

採燈

【採燈①】

採燈

【採燈②】