遺教会、涅槃会を行いました。

2月14日午後1時半から遺教会(ゆいぎょうえ)を行いました。お釈迦様が涅槃に入られる前日、最後に説かれた遺教経を読誦いたしました。知足(足りるを知る)、精進、持戒、正念(心を正しく持続する)等の教えが説かれています。
仏弟子として、心に重く受け止めるべき教えが説かれています。

2月15日はお釈迦様がなくなった日を記念する法要、涅槃会です。涅槃(ねはん)とは寂滅といい、

全ての苦しみの消滅をいいます。大乗仏教では単に肉体の消滅を意味せず、無住処(住する処ない)涅槃を説き、如来の法身(真理の身体)が常に働き給うことを仰ぐのです。

皆様も南無釈迦牟尼仏と唱え、お釈迦様も御威徳を御念じください。

令和4年 星祭り

令和4年2月6日11時より、山王院にて「星祭・尊星王供」を厳修いたしました。星祭り・尊星王供は北極星の化身である尊星王を本尊として、人間の寿命健康・物質などの運を司り、影響を与える星を供養し、悪い力を退(しりぞ)け、良い力が増すように祈願する法会(ほうえ・お祭り)です。古くは勅願(天皇の御願)による御修法(みしゅほ)として修されてきました。

この法会は2月3日の後夜(朝4時)から6日の結願(けちがん。最後の座)まで、聖天供三座、尊星王供七座、護摩供一ヶ座、護世諸神供三座、十一面観音供一座を修し、天下泰平、厄除開運、所願成就、特にコロナ禍の早期収束を祈念申し上げました。

本年もコロナ禍による影響の密を避けるために恒例のガラまきを中止し、少人数の行者で法要を行いました。尊星王のご祈祷の功徳が普く人々の上に行き渡りますよう、重ねてご祈願申し上げます。