令和2年1月立螺講習会のお知らせ

1月の立螺講習は1月12日(日)の午前10時から12時まで、日吉町の山王院にて行いますので、受講者はご参集下さい。午後の恒例会は法頭所用のため中止いたします。


日光修験道の立螺講習は、法螺貝の習得を目指す方で修験に理解のある方なら、宗派を問わずどなたでも参加出来ます。参加希望の方は寺務局まで連絡下さい。


電話:0289-63-2901(FAX兼)9:00 ~ 17:00
メール:info@nikko-shugendo.com
・電子メールでは必ず「お名前」と「メール以外の連絡先」を添えて問い合わせください。
・携帯メールをご利用の方は「info@nikko-shugendo.com」からのメールを受信できるよう設定してください。


●立螺講習会
日時:1/12(日)10:00~12:00
参加費:2,000円
場所:山王院
住所:栃木県鹿沼市日吉町字金山530
地図:https://goo.gl/maps/Ro6JvYFsXNm



令和元年 成道会を厳修しました

12月8日(日)、成道会(じょうどうえ)を厳修しました。



成道会とはお釈迦様が覚りを開かれたことを祝う法要です。


お釈迦様は八千度生まれ変わられ修行の末、この世に生まれ変わって修行されました。今生では始め苦行を重ねましたが覚りを得られず、ブッダガヤの菩提樹の下で禅定に入り覚りを得られました。この時、魔王が軍勢を率いてお釈迦様の覚りを妨げようとし、弓を引きますがお釈迦様さまの慈悲の力でみな散華となってしまいました。また魔女を使わしますが老婆と変じ邪魔をすることができませんでした。菩薩の釈尊は初夜分(夜の始め)に天眼通を得られ、中夜分(夜の半ば)に宿命智(無数の過去世を知る智)を得られ、後夜分(明け方近く)に覚りの知恵を得られました。その時、多くの神々が歓喜されました。これより仏の道が開かれました。


以下に法頭の撰した祭文(さいもん)を掲載します。


成道会祭文     頂覺院 慈峰 撰

諸徳三礼

維令和元年十二月八日 沙門某甲等(それら)、謹シンデ 香花茶薬ノ餞ヲ以テ 敬テ樹下成道ノ像ニ献ズ。蓋シ聞ク 釈迦世尊ハ 過去累徳シテ娑婆往来スルコト八千度、三祇ノ修行ヲ満ジ、都卒ノ内院ニ補処ヲ示ス

時至リ淨飯宮ニ降リ四門ニ無常出離ヲ観ジ、出家苦行シ、ツイニ吉祥座ニ不退ノ想イニ坐シタマフ。天魔破旬 軍類ヲ率キイ、箭ヲ放ツモ 菩薩ノ慈念力ニ由テ散華花蔓トナル

魔女ヲ使ハスモソノ正体ヲ顕ハシ 遂(つい)ンジテ魔王魔軍敗走シ、大士勝利ヲ得タマヘリ

寂然ノ境中ニ菩薩初禅ヨリ四禅ニ至リ、智ヲ得給フコト有リ。初夜分ニ天眼ヲ得、中夜分ニ宿命智ヲ得給フ。後夜分ニ後得智ヲ得、縁起顕ハレ十二支分ノ生滅ヲ観察シ給ヘリ。當ニ生死已ニ尽キ、大覚ヲ得タマフ

梵釈四王、諸天子衆、虚空ニ満チ、楽ヲ奏シ妙香馥郁トシテ天華雑華ヲ雨(ふら)ス

希有ナリ希有ナリ大吉祥

吉祥ナリ吉祥ナリ大希有ナリ

世ニ如来現ワレ甘露ノ門開カレタリ

爰ニ某甲等(それら) 僅カニ末ノ世ニ生マレ 上古ノ利益ニ漏レタルコトヲ恨ミ、苟シクモ辺地ノ身ヲ受ケテ、中天ノ宝座ヲ隔ツルコトヲ悲シムモ 成道ノ聖相ヲ拝シテ降魔觸地ノ尊容ヲ仰グ

善逝ノ慈悲廣大ナレバ辺地末世ノ別ナシ

救世ノ誓護空シカラズ 信ニ随ヒ応現シタマフ 庶願クハ大聖世雄哀憐シテ此ノ吉祥ヲ末代ニ及バシメ我等有情ヲ加護シタマワンコトヲ

能仁世尊 応供正智者 願ハクハ此ノ微供ヲ納受シタマヘ

尚饗



山王院ではお釈迦様の法要は全て行いますが、これはお釈迦様をインドにおける修験の太祖として仰ぐからです。

大嘗宮を拝観しました

先日、大嘗祭(だいじょうさい、又は、大嘗会、だいじょうえ)が行われ、その舞台となった大嘗宮(だいじょうきゅう)が外観のみですが、一般公開されました。公開二日目に拝観に行ってきました。以下がその写真です。



大嘗祭については故吉野裕子先生の御著書『大嘗祭』がその本質を説明してくださっています。



御用的学者の軽薄な説明やテレビ等の説明とは全く異なっています。


同書で詳しく言及のある五行の説は修験にも深くかかわる思想です。

令和元年12月の立螺講習会を行いました

12月1日(日)に立螺講習会を行いました。



今回は初参加の方のみだったので、呼吸法から法螺貝の持ち方、構え方などの基本中の基本をじっくり勉強しました。


日光修験道の立螺講習は、法螺貝の習得を目指す方で修験に理解のある方なら、宗派を問わずどなたでも参加出来ます。