二十六夜愛染供修行

11月26日は霜月の二十六夜で愛染明王の御縁日です。この日愛染供を修行いたしました。星宿(星々)の災いや天災地変を除き、諸々の悪を降伏し国土安らかならんことを祈念いたしました。本年も残す所ひと月あまりです。また寒さも増してゆきますので皆様も御体に気をつけてお過ごし下さい。

 

 

 

 

献穀祭を執行いたしました

11月23日、山王院両所宮において献穀祭を執行いたしました。

本年取れた稲の抜穂(ぬいほ)を両所の大神に献じ穀物の実りに感謝し、神々が威光を増し私たちの行く先に悪しきことなく恵みを給わり、この国の人々の悪心を正し善心を生じ国土と人々のいとなみの安らかんことを祈念いたしました。

 

 

 

柱源會を行いました

この日は柱源(ちゅうげん・はしらもと)採灯供養法を行いました。柱源は修験道の最も深秘、極意の教えで、その実践のひとつがこの法です。その内証の御歌(和歌)が「雲晴れてのちの光と思うなよ もとより空に有明の月」であります。仏になる、なっていないなどの二極分別(ふんべつ)のない境界に遊化することが大切なこととされます。この法は自性そのままの有り様を示すので力を加えずおのずと心もすべて自性のうちに融合します。修法終了の後、別間にて忘年の宴を開催を致しました。