４月９日、午前１１時から山王院開基、先の善光寺大勧進百一世貫主、元日光山安養院住職石塚慈侊大僧正（歓喜心院大僧正慈侊大和尚）の一周忌法要を山王院一門弟子達により営みました。大僧正様の温顔が心にうかび、一年という時の流れの早さを感じました。

大僧正様、これからも山王院を御見そなわし、普賢の行願を満足せしめ給わんことを。

４月９日午後、仏説一切如来金剛寿命陀羅尼経の講伝と印明の伝授を行いました。金剛寿命陀羅尼経は経中に仏により請召された一切如来様や四天王、執金剛菩薩等が陀羅尼を授かれ、信心読誦の人々の短命や災、呪詛、鬼神の怖れ、水や火の災、兵難や諸毒等を除き死の怖れを対治し世報の寿命を増すのみならず法身の寿命を獲得することが出来る深い教えです。

４月８日はお釈迦様の御生まれになった聖日です。この日御生誕を記念、御祝いして、灌仏の法会を行いました。天竺ルンビ二の花園になぞらえ、様々な花で誕生の尊像を荘り、花籠（けこ）より生花の花びらを散花し、甘茶を灌（そそ）ぎ釈迦牟尼仏の御宝号を唱え（釈迦念仏）釈尊の恩徳に感謝し仏法の功徳がすべての生きとし生けるものにゆきわたります様祈念　回向いたしました。

また当日は、石楠花が満開になり自然の荘厳、自然による仏誕御祝の相（すがた）でした。