令和2年度 春修行についての御知らせ

本年の春修行はコロナ感染症流行により中止いたします。緊急事態宣言は解除されましたが未だ市中には新型コロナウイルスが残っています。皆様、心静かに、手洗い、マスク着用等に気を付けてお過ごし下さい。日光修験の行事も、随時行うか中止するか、縮小するかを発表致します。

令和2年度山王院大祭〜大聖歓喜天法要

※令和2年度の山王院大祭は、コロナ禍の影響のため5月17日(日)に予定していた山王院境内での火生三昧(火渡り)を中止し、5月16日(土)に本堂で十一面観音護摩供と採灯護摩を厳修し、5月17日(日)に大聖歓喜天秘密法要を行いました。

聖天堂前の小手毬が咲き誇り、初夏を思わせる陽射しの5月17日(日)に、山王院の御守護大神である大聖歓喜天尊の法要を行いました。

聖天堂の扉が大きく開け放たれ、大聖歓喜天尊に特別なお供物を献じました。

法要では日頃の御加護への感謝と、信者の皆様の願い事が叶います事、そして世界中に蔓延している新型コロナウイルス感染症が早期終息することを祈念いたしました。

聖天堂は普段は閉ざされていて、聖天行者以外は立ち入ることができませんが、唯一、山王院大祭の時には御簾も上げられ、聖天様をお祀りする内陣を直接に参拝することができます。

来年は是非、皆さまこぞって山王院大祭にご参加くださり、柴燈大護摩と大聖歓喜天秘密法要の功徳をお受け取りになれますよう。

令和2年 山王院大祭〜壇採灯護摩

※令和2年度の山王院大祭は、コロナ禍の影響のため5月17日(日)に予定していた山王院境内での火生三昧(火渡り)を中止し、5月16日(土)に本堂で十一面観音護摩供と採灯護摩を厳修いたしました。

 

先の疫病退散祈願の大聖歓喜天御本地十一面観音護摩供に引き続き、本堂での採灯護摩(壇採灯)の秘法を厳修しました。

 

野外での採灯護摩と同様に壇木を桧葉で覆い、採灯護摩壇を建立しました。

 

護摩壇に点火すると、白煙が真っ直ぐに立ち上りました。

 

白煙の中に、龍が天に昇るような護摩の炎があらわれました。

 

 

大導師はさまざまな秘密加持を行い、祈願の成就を諸仏に祈念します。

 

修験の採灯は、自らの心の本源の境界に帰入し、その境界が顕現するさまを表します。

 

その後、皆さまからお申し込みいただいた祈願札を護摩の炎で浄め、祈願成就を祈ります。

 

清浄な護摩の炎で御札を加持し、皆さまの諸の願いが叶いますよう祈祷しました。

 

新型コロナウイルス感染症の早期止息を祈り、除滅苦悩の神咒を誦し皆さまの健康と諸願成就を遠隔御祈祷いたしました。

 

 

令和2年 山王院大祭〜その1

令和2年度の山王院大祭は、コロナ禍の影響のため野外での火生三昧(火渡り)を中止し、5月16日(土)に堂内で採灯護摩を行ないました。

堂内での採灯護摩に先立ち、山王院の護法大神である大聖歓喜天様の御本地である十一面観音護摩供を修し、疫病退散と皆様の所願成就を御祈願申し上げました。

十一面観音様が頂上に頂く仏面は、疫病を除くお働きがあります。

十一面観音様の誓願を頼み、新型コロナ感染症の終焉と特効薬の速現を願い修しましたお護摩の火は、例年の穏やかさとは打って変わって、厳しく力強いものでした。

加えてこの護摩行により日本国中の全ての神祇の威光が倍増し、速やかに新型コロナウイルス感染症の終焉がもたされるように祈念いたしました。