男体山開山祭

5月5日(水)は、日光男体山の開山祭でした。二荒山神社でのお祭りの後一合目まで登り山頂を遥拝しました。大山桜が満開でした。写真は立木観音から撮ったものです。

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火生三昧・火渡り〜プチ山伏修行

平成27年5月17日(日)13時から、日光修験道・山王院の採灯護摩道場で採灯護摩火生三昧の儀が厳修されます。

 

行者山伏が採灯護摩道場に入る作法(阿字門)から山伏問答の後、お祓い、床堅(とこがた)、立螺(りゅうら)、閼伽(あか)、宝剣、宝斧、宝弓など、魔を祓い結界の中を清めるさまざまな修験道の儀式を行い、採灯護摩壇に点火されます。

 

採灯護摩が燃え上がると、大導師の採灯護摩修法に合わせ般若心経や諸真言をお唱えしての勤行の後、火生導師が火伏せをかけ、いよいよ裸足で炎の中を歩く火生三昧・火渡りが開始です。

 

行者は本尊の三昧(さんまい:悟りの境地)と一体となり、本尊の智慧の炎により世間の罪障を焼き尽くします。

山王院の火渡りは他山のように護摩木を敷き詰めた火生床の上を渡るのではなく、舟型に組まれた30cmほどの高さの護摩壇の上、燃えさかる丸太(壇木)の上を裸足で渡ります。

 

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行者に引き続き、一般参詣の方々も火渡りを行っていただきます。

燃えている壇木の上を渡っていただきますから、事故のないように火生導師がお一人お一人に加持をいたしますし、自信のない方には行者が着いて火渡りをします。

この機会にぜひ、山伏の修行の一旦に触れてみませんか。

(難易度:中〜上級者向け:★★☆〜★★★)