平成31年 新春御祈祷のご案内

12月31日(月)大晦日の23:30より年越しの護摩祈祷を修し、来年の皆様の平安をお祈りいたします。どなたさまも御参拝いただけます。どうぞお詣りの上、一年の幸せをお祈りください。

各種御祈祷札やお守り、御影などは、当日ご参拝できない方へも郵送しております。12月20日までに申込用紙に記入の上、日光修験道寺務局までお申し込みください。


特別大祈祷札、御祈祷中札、御祈祷札の三種類は木の御札です。
大晦日より元旦にかけて護摩祈祷を行い、御受け下さった方の一年の幸せを御祈りいたします。
※お願いをひとつお選び下さい。
 家内安全  厄除開運  商売繁盛  無病息災  心願成就

交通安全御守りは赤、紫、緑の三種類からお選び下さい。

荒神様はお勝手(台所)におまつり下さい。家内の不浄や悪いものを除けて下さる御札です。

地蔵尊御守は、家の神棚や御佛壇また高い所におまつり下さることで、災いを除け守護を頂くことのできる御守です。


●申込用紙
 平成31年新春御祈祷札申込用紙
●申込締切
 12月20日(木)
●問合せ・申込先
 電話:0289-63-2901(FAX兼)9:00 ~ 17:00
 メール:info@nikko-shugendo.com
 ・電子メールでは必ず「お名前」と「メール以外の連絡先」を添えて問い合わせください。
 ・携帯メールをご利用の方は「info@nikko-shugendo.com」からのメールを受信できるよう設定してください。

平成30年 成道会を厳修しました

12月8日(土)に成道会を厳修しました。


成道会とはお釈迦様が覚りを開かれたことを祝う法要です。


お釈迦様は八千度生まれ変わられ修行の末、この世に生まれ変わって修行されました。今生では始め苦行を重ねましたが覚りを得られず、ブッダガヤの菩提樹の下で禅定に入り覚りを得られました。この時、魔王が軍勢を率いお釈迦様の覚り妨げようとし、弓を引きますがお釈迦様さまの慈悲の力でみな散華となってしまいました。また魔女を遣わしますが老婆と変じ邪魔をすることができませんでした。菩薩の釈尊は初夜分(夜の始め)に天眼通を得られ、中夜分(夜の半ば)に宿命智(無数の過去世を知る智)を得られ、後夜分(明け方近く)に覚りの知恵を得られました。その時、多くの神々が歓喜されました。これより仏の道が開かれました。


山王院ではお釈迦様の法要は全て行いますが、これはお釈迦様をインドにおける修験の太祖として仰ぐからです。


平成30年12月の立螺講習会・恒例会を行いました

12月2日(日)に立螺講習会と恒例会を行いました。

午前中の立螺講習会は山王院の故心庵で行いました。

 

 

前回に引き続き自然な腹式呼吸の体得を目標に、前半は完全脱力の姿勢から法螺貝を構えた姿勢まで腹式呼吸を確実に維持する練習、後半はこれを踏まえ、腹で乙音を甲音に押し上げる練習を行いました。

午後の恒例会は山王両所院に場所を移し、勤行と座禅の後、法頭から法話がありました。

 

 

恒例会では発心に関する法話がありました。発心は、発菩提心といいます。この菩提(仏様の覚り=最終的な苦しみからの脱却)を求める心を始めから起こすのは中々難しいものです。ですからまず自分の持つ苦しみ、また直面している苦しみからの脱却を願う、この願いが、始めは自分が苦しみを受けず安らかさを願うものであっても、その立場から身近な人も同じように苦しみを受けたくないのだという思いに至り、その心をあらゆる人や生き物に広げていくことが大切です。

例えばこの心が小さな蟻のようなもの、また蟻が運んでいるものより小さいものであっても、その心を持ち続けることは仏・菩薩の慈(楽を与え)悲(苦を抜く)の思いと同じものです。この心を、例えば山の修行、男体山9合目のガレ場(細かい火山灰の砂利道)で三歩進んでニ歩下がるような状況でも、一歩一歩進むことで頂上に至るように、失うことなく持ち続けることが正しい発心であり、この心の上にあらゆる修行があるのです。また行に魔が入らないためには、この心を基礎とすることが大切です。