「お知らせ」カテゴリーアーカイブ

男体山登拝祭

下界の蒸し暑さが嘘のように、中宮祠の境内は冷涼な気候。

男体山登拝祭は、日光修験の現在行っている峰修行の夏峰にあたり、古くは男体禅頂と言われていました。

 

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多くの参拝者が集う中、午前0時の開門に先立ち、社頭において神前読経を勤め、引き続き魔を払う入山のための秘密九字を修しました。

 

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満月の玲瓏たる光の下、勇壮な法螺の音とともに、気温10度の山頂を目指しています。

 

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マインドフルネス月輪観〜7月恒例会

月輪には、さとりの完成型として、清らかさ(清浄)・涼やかさ(清涼)・明るさ(光明)、という3つの徳があります。

この月輪の3つの徳は、それぞれ、貪(むさぼ)り・瞋(いか)り・痴(おろ)かさ、の三毒を離れた状態と説明されます。

 

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恒例会のプチ修行である月輪観(お月さまの瞑想)では、月輪を見て、心の中に月輪を生起し、集中することで、無相・無願・空の3種類の三昧(さんまい)を体験します。三昧(サマディー)とは、心を一つの対象に向けて安定して保持した状態、つまり心が対象と一体化し離れていない状態で、定(じょう)とも呼ばれます。

 

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今回は、三昧に入りやすくするために、月輪観の前に五字明咒を唱えました。真言のリズムと呼吸のリズムが合うと、それが心のリズムになります。

心は、外・内・中間のどこにもなく、ただ動いているので、心のリズムを感じると、心に生起する月輪という対象と、今この瞬間との時間的な感覚が短くなってきます。

そして、今ここで見えているだけ、聞こえているだけという、「私」という自我観念が生まれる以前の「心の本質(純粋体験)」をかいま見ることができます。

 

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驟雨(しゅうう)に濡れた凌霄花(ノウゼンカズラ)が目に鮮やかでした。

 

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9月6日(日)は10時からの立螺講習は行いますが、午後は秋峰の準備のため、恒例会はありません。

次の恒例会は、10月4日(日)になります。

初めて参加を希望される方は日光修験道寺務局まで電話にてお問い合わせ下さい。

盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)のご案内

盂蘭盆施餓鬼会は、お釈迦様の十大弟子のお一人で多聞第一とされた阿難尊者(あなんそんじゃ)の故事により、秘密神咒にて加持した供物をもって餓鬼世界の生類を済度し、広く功徳を法界に回向するもので、施主にあっては寿命を延べ福徳を積む法会です。

 

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またこの功徳により過去の亡霊、先祖代々の精霊に菩提の資(かて)を積み、済度得脱の功徳を回向することが出来ます。

 

当日は施餓鬼に先立ち、光明真言供の密供を修し毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の加持を仰ぎ、三界万霊のお救いを仰ぎます。

 

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日 時 平成26年8月14日(金)

 

集合 午前9時30分(行者の集合時間)

12:00~御斉(一般参詣の方)

午後1:30~本堂で光明真言供

午後2:00~特設施餓鬼道場にて施餓鬼供ならびに流水灌頂

 

ご供養を申し込まれる御霊(おみたま)がありましたら、戒名紙に霊名を書いてお申込み下さい。

塔婆(三尺:90cm):一体 3,000円

流水灌頂一霊志納:500円

 

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なお、塔婆は山王院で供養するか又は各家にお墓にお上げ下さっても結構です。

*参加、御供養の申込は8月5日までに、お問い合わせのページからお申し込み下さい。

恒例会〜自心と向き合う

6月28日(日)、午前中(10:00〜12:00)は法螺講習会、午後(13:30〜15:30)は恒例会(瞑想と法話)でした。

 

恒例会の月輪観(がちりんかん)では、参加者の方もずいぶん瞑想に習熟され、40分ほど瞑想を続ける事が出来るようになりました。

 

姿勢と呼吸を整えることで心が次第に安定して、月輪をイメージしやすくなります。

 

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私自身は月輪をディスク(円盤)ではなく、明るさや透明さをもつ水晶のようなスフェア(球体)の月輪を胸の中にありありとイメージし、集中をすこし緩めて(うしろに一歩さがった感じで)その状態に心を休めます。

 

その状態で観ていると、目で見えている情景や鳥のさえずりや木の枝を揺らす涼風、香のかおりなどを五感が知覚しても、心の中に去来する思考や感情、あるいは感覚によって、水晶のような透明さをもつ月輪(心の空間)は揺らがなくなります。

 

そして月輪観の瞑想の中で、思考や感情が湧いては消えていくプロセスをただ見守っていました。

 

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月輪観の後の法話では、月輪観の月輪は菩提心(悟りに向かう心・悟りの廻向・悟りそのもの)の象徴でありこれを清涼の徳ということ、法界(現象界)は真如(自心)の顕れであることを説明されました。

 

また密教ではとりたてて瞑想ということは言わないけど、観想の中で「心月輪の中に…云々」という文言が入っているように、瞑想を深めておくことが、行法での観想に熟達するコツであるというお話をうかがいました。

 

月輪観に入る際、身息心を調整するときに呼吸が落ちつかないと心が定まらないので、次回は呼吸法または念誦で調息し、瞑想に入るやり方を行ってみることになりました。

 

次回の恒例会は7月19日(日)です。

マインドフルネス瞑想に興味のある一般の方の参加も歓迎です。お問い合わせ、参加のお申し込みは山王院まで

(恒例会レポート:慧乗坊)