令和2年 尊星王供(そんじょうおうく)を行いました


2月9日午前11時より山王院にて星祭・尊星王供を行いました。このお祭りは人間の寿命健康・物質などの運を司り、影響を与える星を供養し、悪い力を退(しりぞ)け、良い力が増すように祈願する法会(ほうえ・お祭り)です。


山王院の星祭は尊星王(そんじょうおう)菩薩を本尊として供養する密教の秘法を修法いたします。尊星王は北極星の神、妙見菩薩ともいいますが、特に根本佛・大日如来の慈悲奇特の顕れである尊星王菩薩としてこの秘法を修して拝むとき、星の力、森羅万象の力を調和させ、この法会を敬い祈願する人々を守護してくださいます。



この法は古くは勅願(天皇の御願)による御修法(みしゅほ)として修法されてきました。山王院では本尊大壇、歓喜天壇、護摩壇、護世神供壇を荘厳(お飾り)して2月6日の後夜(朝4時)から行を始め、1日3座(回)ずつ丁寧に修法して、9日が結願(けちがん。最後の座)のお祈りとなります。



法要終了後にがらまき(縁起物のお菓子等を撒く)を行いました。子どもたちや大勢の皆様が参加しました。


今年も皆さまが安らかでありますよう、祈念申し上げます。