令和2年 除夜會大護摩と聖天秘法を厳修しました

全世界に新型コロナウイルス感染症が蔓延し、生活の変化を余儀なくされた令和2年12月31日、日光修験道・眺岳山験成就寺山王院において越年の大護摩修法と大聖歓喜天の秘法が厳修されました。

山王院の境内では役目を終えた古い御札やお守りのお焚きあげが行われ、炎が大晦日の夜空に高く上がりました。

 

来たる年の安寧を願い、さまざまな供物が供えられた山王院本堂では除夜會の護摩修法が始まりました。

 

身体健全、開運厄除、家内安全、商売繁盛など、皆さまの願い事が書き込まれた護摩札を清らかなお護摩の炎で加持し、願い事の成就を祈りました。

 

護摩修法では、来たる年の疫病疫癘の消滅消除と、天下泰平国土安穏、皆さまの弥栄を祈念申し上げました。

 

越年護摩に続き、日付も変わった令和3年1月1日の中夜、聖天堂(歓喜洞)で多くのお供物を上げ、初聖天供が修法されました。

この時は御簾越しに法要を拝することができます。

聖天様は山王院の護法大神で、またご信者方のご祈願を叶えてくださる尊い御守護の神様でもあります。修法の後、行者だけでなく参詣者全員が法頭から御加持を受け、新年への決意を新たにしました。

 

令和3年、皆さまに諸仏、諸菩薩、神々の御加護がありますように。