令和4年度(第37回)秋峰修行 〜結願〜

 小雨のパラつく中、往古には将軍・日光例幣使と峰中修行の山伏だけが渡ることを許されていた神橋を渡って、行者一同は日光山内のお練り法楽に出発しました。

 「懺悔懺悔、六根清浄・・・」の掛け念仏と法螺吹奏をしながら、山王院所縁の安養院、常行堂、二荒山神社、東照宮、輪王寺三仏堂、護摩堂を回って法楽を捧げ、最後に輪王寺御本坊に秋峰成満の御報告と御札を納めご法楽をいたしました。

 山王院に戻った後、壇上採灯大護摩供を修し、ご本尊日光三所大権現、金剛童子、修験開祖役行者神変大菩薩、日光開山勝道上人、並びに満山三宝に秋峰が無魔成満できたことの感謝の祈りを捧げました。

 大宿で出成り法楽の後、行者一人一人に入峰証が手渡され、令和4年度の秋峰修行は結願したのでした。