柱源会を行いました

柱源(ちゅうげん/はしらもと)は、修験の究極の奥義とされております。天竺の龍樹菩薩が、箕面の龍窟に現形(姿を現す事)し、役行者に伝えられた教えであります。

この法の中において、火を燃す段がありますがこれは密教の護摩とは異なる「採灯(さいとう)」の修法であります。峰中の十界修行とこの教えは連動しており、その教えは口伝とされ、役行者から代々伝わったものです。

この教えを完成すれば、悪い業の力を滅ぼし、清らかな悟りの境地を円満することができるものであります。

本年もこの法を修し、天下泰平、万民快楽、ことには当山の信徒の皆様、この記事をご覧になる方々の身心の平安をお祈り申し上げました。

秋峰修行 後

から続き)



中宮祠で御法楽をして出立すると、おねり法楽をしながら中禅寺立木観音へ向かいます。



本年は中禅寺で工事が行われていた都合上、火生三昧ではなく柱源柴灯大護摩を厳修しました。



通常の山伏作法に加え、六大清淨加持の法により御本尊と行者、参拝の皆様、並びに壇をお清めしました。



柱源柴灯大護摩の後、宿所に向かいます。


修行3日目は日光山内をおねり法楽します。



かつては将軍、日光例幣使と峰中修行の山伏だけが渡ることを許された神橋を渡って、唯心院の坂から山内に上がります。



掛け念仏と法螺を立てながら、常行堂、二荒山神社、御本坊、三仏堂、護摩堂にて御法楽をして廻ります。



出成り法楽の後、入峰証が行者に授与され、本年の秋峰修行は無事結願しました。


秋峰修行 前

9月13日(土)から15日(月祝)にかけて、秋の峰入り修行を厳修しました。



日光修験の秋峰は千巻心経から始まります。本堂にて般若心経を繰り返し唱え、無魔成満・諸願成就を祈念します。



日が暮れた後には十界修行を修めます。十界修行は峰中での修行にさきがけて行われる修行です。



峰中は古峰ヶ原の深山巴宿からスタートします。拝所で御法楽をしながら行者岳、大岩岳、ハガタテ平を越えていきます。



薬師岳のあたりで夜明けを迎え、細尾峠で休息を取ります。



細尾峠から籠岩不動への急登は全員で掛け念仏を上げながら乗り越えます。茶ノ木平を経て中宮祠に至り、山行は終わりです。中宮祠で場所をお借りし休息を取ります。


に続く)

盂蘭盆施餓鬼会を厳修しました

8月14日(木)、盂蘭盆会(うらぼんえ)、施餓鬼会(せがきえ)の法要を執り行いました。



盂蘭盆会として本堂で光明真言の秘法を厳修します。光明真言の功徳力により、有縁・無縁の方々の罪障消滅、頓証菩提を祈念申し上げました。あわせて、全ての人々が苦しみから解放され、敵味方の対立と戦いが無くなることを念じ奉りました。この法要により、七代の先祖が浄土(清らかな世界)に生まれ変わることができるとお経に説かれています。



山王院の行者一同で阿弥陀経を読誦(どくじゅ)し、光明真言の秘法で卒塔婆(そとば)を加持・開眼しました。



施餓鬼会では、貪りの業により飢え苦しむ餓鬼、六道衆生や先祖代々過去精霊、無縁仏など三界萬霊(さんがいばんれい)のあらゆる精霊(しょうりょう)に、秘密神咒で加持したさまざまな供物を施し、冥銭(紙銭)を燃して供養し、読経と真言の功徳を廻向します。



次に流水灌頂道場において流水灌頂を行い、加持浄水により罪障消滅を祈りました。



最後に皆さまから申し込みをいただき、光明真言の秘法で開眼した卒塔婆を、阿弥陀さま・観音さまがいらっしゃる山王院浄苑にお祀りいたしました。


日光修験道・山王院の行事をお知らせします。